旅行といえば、楽しい思い出ばかりでもない。

何年か前、九州での旅行中のことだった。

移動に電車を使った。

 

しばらく眠りこけてしまったらしく、ふと目覚めると、両もも真ん中に乗せていた自分のバッグが、左ももあたりに移動している。

ショルダーの紐は長いため、隣の人の膝に乗ってしまっていた。

申し訳ないと思い、すみません、と言って慌てて紐を引っぱったが、その人はものすごい力で、その紐を自分の太ももに押さえつけて、私に引っ張られないようにしている。

私のバッグなのに、訳がわからない。Σ(゚д゚;)

また再度すみませんと声をかけ、さらに強く引くと周りの目もあったせいか諦めたのか、ようやく紐を押さえた手を黙って離した。

見れば、その男性はイラン人かイラク人のような、その系のお顔立ちの二人組みであった。

到着した駅で、何もなかったかのように降りて行った。

 

私が寝ていたので、バッグの紐を自分の太ももに引き寄せ、降り際にバッグをひったくろうとしたのであろう。

でなければ、あんなに強く紐を押さえつけていた理由もない。

たまたま目が覚めてよかったー(*¨) ….

現金はもちろん、クレジットカードもキャッシュカードもすべて入っていた。もし奪われていたら、どうしただろうかと考えただけで恐ろしい。

 

あれ以来、電車に座る際にはバッグは必ず腕に絡めて持つようになった。

治安のいいジャパンといえど、油断は禁物です。( ̄人 ̄)